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ハスラー　左フロントドア鈑金

ハスラー　左フロントドア鈑金

スズキハスラー　左フロントドア鈑金作業

入庫時の状態です。

鈑金　引き出し作業

損傷が大きい為、パテ付け作業に入る前にスタッド溶接機を使用して鉄板を引っ張り、形を整えます。

鈑金　パテ付け、研磨作業

スタッド溶接機による引き出し作業が終了し、形が整ったらパテ付け作業に移ります。
パテを付ける部分をしっかりと脱脂して、必要以上にパテを付けすぎないように盛っていきます。
パテが乾燥したらペーパー使ってパテを研ぎいで形を作っていきます。

サフェーサー

パテの研磨作業が終了したら、サフェーサーを塗布します。
サフェーサーもパテ同様に乾燥させ、研いでいきます。
サフェーサーは車体の塗装前に使用される下地塗料のことで、基本的には修理後に錆が発生しないようにする目的があります。
また、サフェーサーを塗ることで、パテが塗料を吸収してしまうのを防ぎ、塗料の艶を保つ意味もあります。

塗装

塗装を行う前に足付け作業とマスキング作業があります。
足付けの役割は基本的に
・塗料が付着する表面積を広げる: 足付けにより塗料の密着性を向上させる。
　・塗装面の汚れの除去: 足付けで汚れを削り落とし、綺麗な塗装面を作る。
　・古いコーティングやワックス分の除去: 塗装面に傷を入れてコーティングやワックスを削る。
上記のような役割があります。
足付けのやり方としては、細かいペーパーを当てるか、研磨剤を使用して細かい傷をつけていきます。

足付け作業が終わったらマスキング作業に入ります。
マスキングとは、塗装する部分以外を保護する作業になります。マスキング前に、油分の除去や水垢取りを目的としてシリコンオフで汚れを取ります。必要であれば再度ペーパーを当てて、しっかりと汚れを除去していきます。

マスキング作業が終了したら塗装作業に入ります。
再度シリコンオフによる脱脂作業を行い、油分や汚れを取り除きます。
車体のカラーに合わせて調色したカラーベースを塗布していきます。
カラーベースの塗布が終了したら、サフェーサーを塗布した部分がしっかりとカラーベースで染まっているか、ゴミ物がないかよく確認をして問題がなければクリヤー塗装に移ります。
カラーベース以上にゴミが付かないよう注意しながらクリヤー塗装を行います。
クリヤー塗装が終了したらよく乾燥させ、しっかりとボディーに密着させます。

仕上げ

十分に熱を加えて乾燥させたら磨きの工程に入ります。
磨きを行う理由ですが
・塗装中に付着したゴミを研磨して取り除く
・塗装面の肌を研磨することで調整し、均一な肌に仕上げる
・塗装面に垂れが発生してしまった場合に研磨して平滑にする
等の理由がある為、磨き作業を行います。

細かいペーパーを当ててごみを取り除き、ポリッシャーとコンパウンドを使用して研磨し、磨き上げていきます。

磨きが終了したら、取り外した部品を組み付けて作業完了です。