行田市日産　デイズ　右フロント鈑金ダイエー自動車販売

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日産　デイズ　右フロント鈑金

日産　デイズ　右フロント鈑金

入庫時の写真です。

右のフロントドア、フロントフェンダー、ドアミラーが損傷してしまっています。
ドアとドアミラーは損傷が激しい為、交換作業になります。フェンダーは軽いへこみの為、鈑金作業での対応になりました。

鈑金作業

最初に、鈑金作業時に邪魔になるフロントドアを外します。塗装作業時に邪魔になるヘッドライトやフロントバンパーも外していきます。その後、研磨作業時に出る鉄粉やパテ粉が車内に入り込まないように養生をしてから鈑金作業に入ります。
ペーパーで削り、フェザーエッジを作った後に脱脂をしてパテを付けます。遠赤外線乾燥機で十分に乾燥した後、ペーパーを使って形を整えていきます。

ペーパー... 基本的にパテを研磨するために使います。数字が小さいほどペーパーの目が粗く、当社の鈑金工程では#80.120.180.240までを使って作業しています。塗装部門の作業ではさらに細かいペーパーを使って、塗装時に影響がでないようにします。

フェザーエッジ... フェザーエッジとは、傷を付けた塗膜周辺を鳥の羽のように広く研磨して、金属面や下地面、カラーベース層やクリヤー層の段が無いように滑らかに研いだ状態のことを指します。フェザーエッジを作ることで、パテやサフェーサーの面出しがやりやすくなります。

脱脂... 脱脂とは、鈑金作業を行うパネル表面から油分を除去し、パテがしっかりと密着する為の土台を作る作業になります。これを怠ってしまうと、パテの剥がれや塗膜の剥がれの原因になります。

サフェーサー、シーラー入れ

鈑金作業が終了したら、塗装部門に車両を渡して、サフェーサーを入れていきます。
並行して新品のフロントドアが初期の状態ではシーラーが入っていないので、シーラーを入れていきます。
サフェーサーを入れた後は、乾燥させた後にペーパーを当てて再度細かい形を整えていきます。
その後、塗料が密着するように細かいペーパーで傷を付ける足付け作業を行います。

シーラー... 意味としてはシーラー材を塗ることで、クルマを錆から守る、車内に水やごみが入るのを防ぐ、室外の音を遮る等の効果があります。　

サフェーサー... 様々な役割があり、吸い込み防止や塗料の隠蔽率の向上。パテが塗料を防いだりと、サフェーサー1つで様々な効果を得られる重要なものです。

マスキング、塗装作業

サフェーサーの研磨が終わり、シーラーも入れ終わったらいよいよ塗装の準備に入ります。
車を塗装ブースに入れたら再度脱脂を行い、油分とゴミを取り除き、マスキング作業に入ります
。油分が残っているとマスキングテープが剝がれてきてしまったり、ゴミがマスキングテープに付いたまま塗装を行うと、ゴミが塗面についてしまう可能性がある為です。塗装する必要が無い場所に塗料がかからないよう慎重にマスキングしていきます。

マスキングが完了したら再度脱脂を行い、塗装作業に入ります。
ゴミが塗面に付着していないかよく確認しながら塗装を行い、カラーベース、クリヤーコートの順で塗っていきます。
この際に塗料を良く密着させる為に、塗りと塗りの間に適度な時間を置きます。

塗装が終了したら、塗料がしっかりと硬化するまで乾燥させていきます。

磨き、組付け、作業完了

十分に乾燥を行ったら、磨き作業に入ります。
熱を持った状態で磨き作業に入ってしまうと、塗膜がずれてしまったりする原因になるので、よく冷ましてから磨き作業に入ります。塗面に付いた小さなごみを細かいペーパーを当てて取り除き、ポリッシャーを使ってペーパーの目を消し、光沢を出していきます。この際にポリッシャーで熱をかけすぎてしまうと、クリヤー層が剥げてしまったりしまうので気を付けて磨いていきます。

磨きが終わったら組付け作業に入ります。新品のドアや外したヘッドライト等を取り付けていきます。取り付けの際に傷を付けてしまうことのないように気を付けます。特にフロントドア等はかなりの重量があるので細心の注意を払って組付けていきます。

組付けが終わったら、取付忘れた部品がないか、ちゃんとボルトは締まっているかチェックしてもらいます。問題が無ければ最後にもう一度磨きで艶を出して作業完了です。